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映画『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』の感想。

先日、アマゾンプライムで『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』を観ました。

私なりの感想、思ったこと、考えたことをまとめてみます。


(画像はAmazonより)

観ようと思ったきっかけ

その日はしっかり雨なお天気。お散歩にもいけないし、薄暗い家の中で過ごすのにもなんだか気分がどんより。とそんな時、映画を観て晴れやか穏やかな気分になりたいなあと思ったので、アマゾンプライムで映画を探すことに。この映画を見つけた時、まず映画のイメージ図?写真をみて「ほのぼのしてそうだなあ〜」と思ったので、ページをポチ。あらすじを読んで「ちょっと面白そうやん♪」と思い、予告編の短い動画を観てみると「うん、これだーっ」と自分の中で決定いたしました。この映画を観て、徐々に明るい気持ちになっていく自分を想像できまたもんでして。さてと、あったかい緑茶片手にまったりと鑑賞しやすか。

 

ざっとストーリー紹介

ニューヨークのブルックリンにあるアパートに長年お住いのご夫婦。そのアパートは眺めよし広さよしの住むには文句なしの素敵なお家。ただ、エレベーターのない5階ということもあり、歳をとってきた夫婦にとっては一大苦労。(飼っていた老犬ちゃんもヘルニアになっちゃうし…)今後のことも考えて、夫婦はその家を売って、そのお金で新しい家を探すことに。不動産エージェントの「競争」に揉まれながら、二人の住まい探しは進んでいきます。

 

感想その1

この映画のキーワードは、ズバリ「ローラーコースター」「から騒ぎ」だと思いました。

ご夫婦が引っ越しを考えたのも、「老後もっと体力的にしんどくなって住みにくくなるかも」という未来のイメージが始まり。

住んでいたアパートになかなか高値がつかないのは、近くで起こった事件が収束しないから。「その事件の犯人に襲われたら」という想像によるイメージダウンが原因。(ニュースでもバンバン情報が飛び交っていた)

飼っていた老犬の手術をするか、延命拒否?の同意書を書くかを迷っていたのも、ワンチャンにとって延命治療が自然の流れではなく、むしろ逆に辛いことなのかもしれない、というイメージ。

映画のストーリーを構成していたご夫婦を彩る出来事たち。すべてご夫婦がみていた現実であり、ご夫婦がどっぷり浸っていた「そういうエネルギー」の結果の現実です。

私たち人間は、どれほど「イメージ」のなかで生きているのだろう?

「〜かもしれない」それはいつ来るの?

「〜かもしれない」それは真実?本当にそうなの?

結果的にこの映画の中でご夫婦は自分たちの置かれていた状態を客観的にわかることができました。その結果、

「今はこんなに幸せじゃん。なのになんで家を売る?なんで新しい家を買う?」

と、今に生きるようになったのです。

事件にしてもそう。犯人の青年は丸腰にも関わらず、周りの警察は「武器を持っているであろう」というイメージのもとでめーっちゃ石橋を叩きまくるかのようにそろりそろりと近づいていくのです。「イスラム教徒」とか「武器を持っているかもしれない」というイメージで作り上げられた青年の「恐ろしい犯人」像。でも、テレビでみる生きているその青年は、見た目はフツーの青年なのです。(その映像をきっかけにご夫婦ははたと気づくのです。)

飼い犬にしてもそう。犬がどう思っているかなんて、わからない。ただ言えるのは、ヘルニアになっても懸命に「今を生きよう」としていること。その犬を見て、「生きて欲しい」と自分が思うからこそ下せる決断。そうじゃない決断があると思います。どっちを選ぶのも、自分自身。そして、「今を生きよう」「今を生きよう」を続けた飼い犬は、元気になるのです。

あらゆる決断が人生を生きていく中であると思います。でも、その決断を何かのイメージをベースに決めるのか、「私はこうなりたい!」で決めるのか。これってとっても大きな出来事だなあと思いました。

 

感想その2

ご夫婦の旦那さんは画家。ずーっと肖像画を描いているのですが、何年か前から絵の売れ行きが不調に…。画廊でよく売ってくれていた友人いはく、「今、肖像画は売れない。流行じゃないんだ。」とのこと。もちろん、画廊として商売をやっていくには、市場の動向を察知してそれを画廊で開催していく必要がある。でも、市場も流行も「イメージ」ですよね。人々の好みが似ること自体も、よくよく考えてみると不思議なもんです。だって、人間一人一人個性はまったく違うのに…。好きなものや興味のあるものも違うのに…。それが「流行」として大きな人間たちの塊になっているのです。あれ??

そんな状態の中でも、旦那さんは絵を描き続けます。居心地のいいお家で。大好きな奥さんの隣で。そんな生活の様子をみて「あ〜いい〜よなあ〜」と思っている鑑賞中の自分。そんな自分にあらためて出会った感覚を持ちました。「だよね^^」って。

 

まとめ

アメリカ映画とあってなのか、ストーリーの随所に現代の「問題点」と言われていることが散りばめられています。自分たちの現実の中でリアルに起こっていることって、冷静に・客観的にみることがなんだか難しくも思います。当事者あるあるってやつでしょうか。だからこそ、こうやって、そもそも客観的に観ている映画鑑賞状態で、「あれ?これってなんか見たことある出来事だな」と思うシーンがあると、なんと現実も冷静に考えられちゃう!映画って便利だなあ←映画を見る視点がちょっと違う!?笑

日々の生活の中で、「な〜んか疲れてるなあ」とか「ちょっと落ち着きたいな」なんて思っているかたにチョーおすすめの映画です。

私はというと、最初に意図していたように、この映画を観て、穏やかで落ち着いた晴れやかな気分になりましたとさ。めでたしめでたし。笑


ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります

モーガン・フリーマン(『最高の人生の見つけ方』の人ー!)、ダイアン・キートン 出演

Blu-rayはこちら

DVDはこちら

アマゾンプライムはこちら

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