ある日、とても不思議な光景を見ました。
お店の前で、お客さんが店員の方に言った言葉。
「〜するなんて、普通、ありえないでしょ。」
んん??
そのお客さんの言う「普通」。
その「普通」って、
お店の「普通」と同じかどうか、世間の「普通」かどうかは
わからないですよね。
その光景が、
自分の「普通」を相手に押し付けているように見えました。
「普通」という言葉
「普通」という概念
恐ろしいなあと思うのです。
こんなに曖昧で、かつ縛りのある言葉。
「普通」に使えるもんじゃないですね。笑
「普通」って、何なんでしょうか?
「普通」って、自分の世界の常識じゃないかなあと思います。
自分の世界で、自分が決めたルール。自分だけのルール。
そして、そのルールは人それぞれ違う。
なぜなら、
みんな、考え方が違うから。
みんな、見るところが違うから。
それが、「個性」だから。
「個性を大事に」
よく聞きますよね。
個性を大事にするんだったら、ルールを相手に押し付けるのは、違うよね。
「普通」は、「自分の普通」だから。
自分のルールだから。
Aさんのルールじゃないから。
Bさんのルールじゃないから。
「あ、それがあなたの”普通”なのね。ふ〜ん。」
「そういう考えがあるのね。私はちょっと違うんだよね〜。」
それでいいと思うのです。
自分と同じルールで相手を当てはめようとするから、
「むかつく」のです。
もやもやするのです。
「自分の普通」を相手に押し付けないで。
「個性」を大事にしてあげて。
相手も。
そして、自分も。
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